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神戸国際会議場

神戸国際会議場

〒650-0046
兵庫県神戸市中央区港島
中町6丁目9-1
TEL:078-302-5200

第13回日本救急看護学会学術集会

開催概要

松月会長

 未曾有の大災害であった東日本大地震で、亡くなられた多くの方々に心からご冥福をお祈りいたします。そして、いまだ多くの皆様が避難生活を過ごされており、慣れない遠くの土地での生活を余儀なくされているみなさまに心からお見舞い申し上げ、1日も早い復興を祈念いたしております。
 このたび第13回日本救急看護学会を神戸で開催させていただくことになりました。神戸は1995年1月に阪神淡路大震災に見舞われた地でございます。10月21日(金)22日(土)の学会開催の時期はまだまだ復興の途上にあると推測しておりますが、災害時の救急看護についてシンポジウムを企画しております。阪神の大地震の経験と課題がDMATなど多くのシステムに活かされております。それらを振り返るとともに、発災直後に活動した方からはトリアージは2色だけだったという声も聞かれており、今後の大災害救援対策など、学会にご参加いただいてみなさま一人ひとりが持っている経験や知恵を出し合って、活発に真剣に討論し、その結果を社会の人々や医療、臨床実践看護、災害看護学に活かすことが学会の使命と考えております。
 学会テーマは「未来をよむ、そして実践」といたしました。看護は実践の科学です。しかし、実務家は臨床現場の多忙さのなかに埋没しかかっており、多くの臨床看護師は看護実践に活かす科学を思考している時間をなかなか確保できていません。しかし、その間に日本の医療は大きな転換期にあります。いま、看護にはチャンスです。一例が(仮)特定看護師の議論です、実務家はわずかに一握りですが、今後の役割拡大の希望と期待があります。学会にご参加いただいて、特定看護師の実践家の生の声をお聞きいただき、今後の展望や課題についても本音の討論ができたらと考えております。
 日本救急看護学会は多彩なセミナーや教育トレーニングコースを開催しております。最新のコースはトリアージ教育トライアルコースです。多くの方に受講いただくには少し時間をいただきますがEラーニングなどを活用し普及を計りたいと考えております。それらのご紹介も企画しております。
 重ねて会期は平成23年10月21日・22日です。アフターコンベンションも楽しめる、六甲の山々の夜景も美しいグルメの港町神戸です。演題を広くお寄せいただき、救急看護の未来について、社会貢献などについての議論の場となり、記念誌を発行した節目の学会がさらに成熟した学術集会になるよう、みなさまのご参加をお持ちしております。

第13回日本救急看護学会学術集会 会長
松月みどり